新入社員の育て方の新常識

新入社社員研修

4月から、新入社員として社会に出て行く学生さんの研修が始まりました.

毎年みていると、学生さんと会社側の常識の差が

年々大きくなってきています。

 

一例として、固定電話があります。

会社の方から、新入社員は電話がなっても取ろうとしないって。

こんなことは、序ノ口です。

 

固定電話は、新人の時ほど取らないといけないって教えないと

電話が鳴ったら取るってことは経験がないですから。

 

こんな新入社員をどう育てて行くのかについての提案です。

従来のステップからもう一段から下のステップを準備する必要があります。

そのステップを土台ステップとなずけました。

 

では、土台ステップをご紹介します。

 

1.フレームワークを準備する

学卒新入社員には、まずは何事においてもフレームワークを準備する。

と覚えていただきたいと思います。

 

学生さん対象の社会人研修では、「自己紹介フレームワーク」からスタートしています。

いきなり自己紹介してって言われても、何を話せばいいのかわかりません。

社会経験のある大人だって、「なに話そう!」って悩みませんか?

 

つい最近まで学生だった方が、お父さんやお母さん世代の人達に向かってどんな話をしようかと悩んでじゃべれなくなるのもわかる気がしませんか?

 

そんな大人にとっては、些細な事からわからないで悩んでしまっています。

 

そのため、固定電話に出るときの決まり文句を作っておいてそれを言ってもらうとか、

わからない事が出てきた場合に先輩や上司に質問するときの質問の仕方を文字として起こしておくなど。

 

まずは、考えられることをフレームワークとして作成することをお薦めします。

 

 

2.先輩や上司、お客様に話をすることからスタート

最近のコミュニケーション研修では、

「相手の話をしっかり聴きましょう!」

「相手の立場になって話を聴きましょう!」

など、相手視点で「話を聴く」ことばかりを教えます。

 

しかし、新入社員にとって話を聴くことよりも重要な事は、話しかけるということではないでしょうか?

 

「わからないことがあったら聴いてね!」って言われるけれども

わからないことがわかりません。

何を聴いていいのかわからない、手や行動が止まってしまう。

 

しかし、忙しそうにしている先輩や上司に対して

「どう声掛けしたらよいのか」これがわからないのです。

 

まずは、?って思ったらすぐに声掛けする仕方を教える方が先決です。

「〇〇先輩、今、お時間よろしいでしょうか?」

このひと言って学生時代に教えてもらったことはないと思います。

 

このひと言が出ないのです。

 

その声掛けの言葉を文字として起こしておく。すなわちフレームワークとして作成し、困った時には、この言葉を使うように指導する必要があります。

 

また、もっと重要なポイントは、断られたケースについての対応方法です。

「今、忙しいから後にして!」

「さっきも教えたでしょう!」

と言われた時の対応方法です。

 

これもフレームワークとして伝えておくと、否定された気分にならなくてすみます。

ここは、特に重要なポイントです。

 

これを伝えておかないと、早期離職に繋がっていきます。

 

「失礼いたしました。後程、お伺いします。」とか

「先程も聴いたのですが、もう一度、教えてください」など

フレームワークとして教え込むことで、否定されるという気分にはなりにくいです。

 

みなさんも新しい職場で電話に出るときの言葉ってあった方が、便利ですよね。

電話の出方がわかっている場合は、ドキドキすることなく、仕事中でも反射的に出れるようになりますよね。

 

そう考えていただくと、わかりやすいかもしれません。

 

 

3.人の話を聞く

そして、最後に人の話をしっかり聴くということを伝えると効果的です。

人の話を聴くということを先に教えると、

「聴かなきゃ!」っていう焦りばかりで自分から発信しなくなります。

 

聴く重要性ばかりを伝えているため、自分から発信することを伝えていないのではないでしょうか?

 

伝えているのですが、自分から発信することについても「相手の立場にたって!」ということばかりを伝えているため、自分からどう発信していけば良いのかという教育をしていないのでは?

 

自分から発信=プレゼンテーション

ではなくて、日常生活の中での自分の状態を相手に伝えること。

これをしっかり叩き込んでから、人の話を聴くということを伝えてあげてください。

 

 

まとめ

1.新入社員研修は、フレームワークを準備する。

2.人から教えてもらう方法、聴き方を教えることが重要。

3.先輩や上司、お客様から否定された時の対応方法を教えておく。

4.人の話をしっかり聴くは、新入社員研修の最終ステップ

5.従来の新人社員研修にワンランク下のステップを準備する

 

新入社員の育て方は、自分の常識ではなく、こんなことって思うことから教育していくことが必要です。

 

大人のこんなことぐらい!は、新入社員のこんなことぐらいではありません。

 

しっかり理解して育てていくと、最近の新入社員は真面目なので、しっかり働いてくれますよ。

TOPに戻る