お知らせ|2021年02月13日
「ビジネスマナーを本当に教えるべき人達は、新卒者よりも定年後の再雇用者の方が必要なのでは?」
ビジネスマナー研修と言えば、新入社員の定番の研修です。
特に、接客業やサービス業などは、必ず実施しています。
業種によっては必須ということは理解していますが、
どんな職種でもというのは、どうなんでしょうか?
私は、同じ新入社員でも学卒ではなく、定年後の再雇用されたシニア新入社員の方が必要なのではないでしょうか?
私は、以前から疑問に感じていることがあります。
それは、ビジネスマナー研修と言えば、
発声練習から始まり
挨拶
敬語の使い方
お辞儀の角度
名刺交換
電話応対 などなど
特に、発生練習や挨拶、お辞儀の角度などがどれほど必要なのでしょうか?
私は、形より心ではないかと思っています。
すっごく綺麗に応対してくれるけど、なんだか心地よくないってことないですか?
実は、私は常々感じていました。
私は、マナーの必要性だけで充分だと思っています。
みなさんは、どう感じていらっしゃいますか?
本来、学卒新入社員に行っているビジネスマナー研修の内容をそのままそっくり
シニア新入社員に対して行ってはどうかと思っています。
「産業ジェロントロジー」という産業分野に特化した老齢学では、定年退職した人達に新入社員研修を実施することを推奨されています。
1.シニア社員にビジネスマナーを教える必要性
シニアの方々は、長年企業の中で働いてきて自分なりのスタイルが出来上がっていると思います。挨拶をするにも、自分からというよりは、部下から先に挨拶をしてくれたことに反応して、自分も挨拶をするということも多くなっているのではないでしょうか?
今までの役割では特に問題ではなかったのですが、上司という立場から年上部下になって、年下上司と一緒に仕事をするという役割になれば、挨拶のタイミングが遅れることが予想されます。
その挨拶のタイミングを取り戻していただくためにも、ビジネスマナーで挨拶のタイミングを再度、思い出してもらうことは重要だと思います。
挨拶だけでなく、敬語も同じです。立場が変われば、使う言葉も変わってきます。
シニアの方の就職での面接対策講座を行っていると、
長年の営業生活で低姿勢が身についているのかもしれませんが、背筋が曲がって前かがみになっていたりするので、元気がなく感じたりしました。
長年の自分の習慣やクセを見直すためにも、シニア人材にビジネスマナーを一から勉強しえいただくことは重要だと思います。
2、シニア新入社員がビジネスマナーを教わるメリット
学卒の新入社員にとって、ビジネスマナーとして「型」を教える事に注力することへの疑問をもってはいるのですが、シニア新入社員には、「型」を教える事が重要だと思います。
学卒新入社員には、「型」よりも「マインド」を教える必要性を感じていますが、シニア新入社員は、「マインド」がしっかりしているので、「型」を教えるだけで充分だと思っています。
この「型」を改めて学んでいただくことで、「新入社員」という自覚が生まれます。この自覚が大事だと思っています。
ともすれば、シニア新入社員は、新人研修もなく、慣れているから・今更しなくてもわかっているからとう理由で現場に出されます。
そのため、新入社員だというマインドセットが出来ないままに現場で仕事をするため、今までの経験を振りかざしてしまうのではないでしょうか?
このビジネスマナーのような新入社員研修をしっかりすることで、新人だという自覚を持たせる必要性があります。
この時に、記憶力の衰えの話や語彙力が豊富になってきているための話が長くなるという注意点を伝えることで、年下上司や後輩達とのコミュニケーションもとりやすくなるのではないでしょうか?
3、シニア新入社員がビジネスマナーを教わるデメリット
特に、デメリットはないのではないかと思っています。
わざわざ研修をするということに、反発されるかもしれませんが、配属先の職場で反発をされるよりは、研修の現場でやるせない想いなどの反発を出し切ってもらった方がよいのではないかと考えています。
この場で、みんなで新規一転することへのディスカッションなどを入れて、精神的なストレスを緩和させるということも出来るのではないでしょうか?
まとめ
1.シニア新入社員には、新卒の時に受けたようなビジネスマナー研修を実施することで今までの仕事のやり方を見直しする時間をもってもらう。
2.シニア新入社員に、ビジネスマナー研修をすることで新人という自覚を持たせる。
3.シニア新入社員には、新人研修の時間を儲けることで職場の人間関係について考えてもらう時間をとることが出来る。