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シニア社員

お知らせ|2021年06月04日

再就職シニアの方を採用した時に気を付けるべきこと ~年下上司編~

高齢者雇用安定法の施行によって、定年後の社員を再雇用したり、定年後にセカンドキャリアとして新しい仕事にチャレンジしているシニアの方々が多くいらっしゃいます。

 

シニア雇用は、始まったばかり。

 

そのため、シニア雇用に関する課題が山積みではないでしょうか?

特に、採用直後にいかに職場に早期に馴染んで、即戦力化してもらうかということは、重要な課題です。

 

この職場内に馴染んでいくことに、シニアの新入社員特有の課題があります。

それは、年下上司との関係とシニア自身の今までのプライドです。

 

そんなシニア人材を採用した時の職場に馴染んでもらうためのワンポイントアドバイスです。

 

定年後に再就職した場合に、年下上司との関係が築けないシニア新入社員の方を多く見かけます。

 

シニア新入社員の方に早期に組織に馴染んでもらうためには、残念ながら年下上司からの歩み寄りが必要です。

 

シニア新入社員の方で、「自分はこの職場では新人なんだ!」という意識を持った方は少ないと思います。

 

また、年下上司の方も、シニアの方だからこそ「敬意を持って接することを望んでいるかも」とか「自分から積極的に声掛けしていかないといけないかも」と思って接している方も少ないのではないでしょうか?

 

新規学卒の新入社員の方も再就職で入社したシニア新入社員の方も、同じ新入社員です。

シニアだから組織のことはわかっているだろう!という甘えは払拭してください。

あくまでも新入社員という意識を持ってください。

 

最近の新規学卒新入社員は、積極性がないということをよく耳にします。

自分からわからないことを積極的に質問していくということは、頭ではわかっていても行動できない場合が多いです。

 

わからないことがわからないからです。

また、いつのタイミングで質問していいのかもわからないのです。

 

しかし、これは新規学卒の新入社員ばかりではありません。

シニア新入社員も同じと思ってください。

 

シニア新入社員は、今まで質問される側に長い間いました。

そのため、自分から積極的に質問していくという発想になっていない方も多くいらっしゃいます。

 

先日もある企業で、シニア新入社員の方が直属の年下上司に質問せず、別の支店の年下同僚に質問してきました。

 

直属の上司出なければわからないことだったため、直属の上司に相談するように伝えると、途端に年下上司への愚痴のオンパレード!

 

ちょっとした相談もしたくないのか、プライドが邪魔しているのか?

客観的に聞いていると、まるで早期離職の若者と一緒だなぁ!と感じてしまいます。

相手に要求ばかりしていることに関しては、年齢は関係ないと。

 

入社時に、学卒新入社員への対応と中途採用との対応を変えてしまいがちです。

しかし、新入社員という枠では同じです。

 

再就職のシニア新入社員に対しても学卒新入社員と同じという意識で対応してみてください。

 

戸惑っているという意味では、シニア新入社員の方も困っています。

今までの立場や役割とは、まるで違うことを要求されます。しかし、その事についての意識をチェンジさせる機会も説明もうけないまま、自分自身で気付いていかなければなりません。

 

素早く気付いてくれる方ばかりではありません。

人によってのこの時間は大きく変わってきます。そんな変化を待っていては、生産性低下・非効率的な仕事を半ば公認しているのと同じです。

 

この問題を解決するには、シニア人材の変化を待つのではなく、職場・年下上司の歩み寄りと意識改革が必要です。

 

シニア人材は、人生100時代が生んだ新しい新入社員です。

新入社員には、新入社員としての接し方があると思います。

是非、意識改革を行ってください。

 

シニア新入社員の方は、今までの経験からきっと年下上司や職場の方の力になってくれますよ!

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