お知らせ|2021年09月25日
職場の人間関係の改善策は、行動指針を決めることです。
働く環境についてじっくり考えたことはありますか?
リモートワークが進んできたとはいえ、まだまだ会社に出勤して仕事をすることが一般的ですよね。
そんな職場の働く環境は、少子高齢化に伴いますます重要になってきました。
現在、職場には様々な年代の方がいらっしゃいます。
日本の65歳以上の高齢者は3640万人で、去年に比べて22万人増え過去最多を更新し、総人口に占める割合が29.1%にもなりました。
そのため、職場には高齢の方もいらっしゃるし、20代の新卒の方もいらっしゃるなどの職場の中で色々な価値観や考えを持たれた方が一緒に働いている状態です。
そんな様々な価値観の中では、相手を認めることからはじめることが必要!
自分の価値観や考えと全く違った価値観を持った人との交流を楽しむぐらいの気持ちじゃないとダメですよね!
ひとつひとつ違っていることに、感情的になっていると自分が持ちません。
また、感情で仕事をしていると相手にも伝わってしまいます。
相手に感情が伝わってしまうと、職場の雰囲気にも影響が出てきます。
働く場での多様性をうまく折り合いをつけていく方法は、その仕事の目的や目標、会社の理念で統一していかなければなりません。
一人一人が違う考えや価値観を持っている場合、目的地がはっきりしていないと一人ひとりが自分の理想の目的地に進んでしまいます。
職場環境を整えるためには、まずは目的ありきですよね!
目的や目的地がはっきりしていると、どんな経路でいこうとも目的地にたどり着ければ職場のメンバーも納得ですよね。
しかし、目的地がはっきりしていないと、自分の思う目的地に到着しようとするあまり、
感情的になったり、自己主張が強くなったりと人間関係にまで影響してきます。
この目的地を決めずに物事を進めた一例をご紹介します。
大学生や20代、30代前半の方々を集客するために、「動画」を作ることになりました。
しかし、動画を作るということで始まったため、計画が二点三点となかなか決まらないという状態になりました。
このプロジェクト中に、数々の事件が起こりました。
どこに発注するのか?
また、どんな内容にするのか?
それぞれの想いで発進したため、意見の違いから人間関係に変化が出始めました。
「私の意見を聞いてくれない!」
「私の方が経験があるので、私の意見が正しい!」
挙句の果てには、自分の意見を否定された!パワハラだという話にまで発展していきました。
このプロジェクトが進まなかった原因は何だと思いますか?
実は、動画作成という目的で始まったため、
・誰に周知していきたいのか?
・動画作成の目的は?
・どんな方法で周知していくのか?
などなど、全く決めていなかったために起こった人間関係の悪化。
そのため、最初に戻って、「誰に、何を、どのように、どんな方法で」を職場で話し合いをもつことに。
話をしてみると、びっくり!
それぞれの想いも、考えていた目的も全く違っていました。
これでは、いつまでたってもまとまりませんよね。
また、目的地がはっきりしていないので、それぞれの目的地を勝手に自分の中できめて話し合いに望んでいました。
このことがわかった結果、再度、「誰に、何を、どのように、どんな方法で」を話し合うことで何となく落ち着いた職場内の雰囲気。
リーダーがこの目的地を明確にしていなかったために起きた様々な事件。
目的地をはっきりさせること、何をどうするのか?また、少し大きな話になりますが、
組織の理念などの行動指針がしっかりしていないと多様な人材があつまった組織では、収集がつきません。
小さな事件ではありますが、万事に影響する考えです。
人と人とが集まった時にこそ、どう行動するのかという行動指針がわかる理念、最終目的などがはっきりしていないと人は自分の想いで行動します。
職場の人間関係改善方法の一つとして、どんな小さなプロジェクトでも目的地をしっかり決めるという習慣づくりは必要です。
そうすることで、職場の環境、特に人間関係の改善に役立ちますよ。
是非、一度、試してみてくださいね!