お知らせ|2021年03月20日
職業スキルアップには仲間やまわりの人が重要
面白い研究結果を発見しました。
スキルと知識は個人の能力を証明するものではあるが、個人が能力を発揮するには、まわりの人の影響を受けて決まると面が大きいという研究結果があります。
なかなか面白い研究です。
確かに、ヘッドハンティングを受けて転職したにも関わらず、転職先で以前程の実力を発揮できない方がいらっしゃいます。
その理由は、周りの人の影響を受けていたからですね。
1、まわりの人の重要性
ハーバード・ビジネススクールのポリス・グロイスバーグの説によるとある人が自分だけで生みだす価値と周囲の人と一緒に生みだす価値とどちらが大きいかを調べた研究がある。それによると、周囲の人と一緒に生みだす価値の方が大きいという結果が得られたそうだ。
なかなか興味深い研究です。
個人の能力は、個人の物で、周囲の人の影響を受けているとはなかなか思えないですよね。
しかし、この研究では、花形アナリストが転職先で成果を出せないことを証明することが出来ました。なぜ、成果がだせないかというと、転職前の職場の環境や資源、そして仲間たちによって助けられていた結果、成果を出すことが出来ていたという内容です。
なるほどと思える研究です。
転職前に、成果を出せていた人が転職後に思うように成果を出せていないという話は、仕事柄よく耳にします。
いろんな事情があるんだろうと思っていましたが、納得です。
周囲の人や環境、そして職場や組織が持っている有形・無形の資源が影響しているんですね。
転職や職場が変わると、とたんに成果を出せない方がいらっしゃいます。
そんな場合は、職場や転職前の企業が持っていた人的資源や組織の経営資源が影響してたんですね。
2、チームの重要性
まわりの人の影響によって、成果を発揮できるか出来ないという事であれば、より自分に適した人材を自分の周囲に準備しておくことは重要です。
それは、決して一人ではないですので、「チーム」として行動できるということが成果を発揮するためにポイントになります。
少し前に「ワンチーム」という言葉が流行りましたが、ワンチームになれたからこそ、楽ビーで日本が成果を出せたのではないでしょうか?
個人の能力を充分に発揮するためには、個人の能力に頼りきるのではなく、チームとして行動していくことが成果や結果を出し続けていくことこそが、個人の能力発揮に必要です。
3、個人の能力を発揮するためには
個人の能力を発揮していくためには、職場や仕事の環境や物事をやり遂げるための必要な資源や個人を助けてくれる心強い仲間が必要です。
転職や就職で仕事を探す場合に、どうしても仕事内容に目が行きがちですが、
上記のような研究結果から判断すると、いかに自分の能力を発揮できる環境が整っているのかについて注目すべきではないでしょうか?
個人の能力発揮には、まわりの人の重要性を理解したうえで、仕事をする「場」にも興味をもって研究してみるという就職・転職活動が重要ではないでしょうか?
まとめ
*就職・転職によって自分のスキルアップをはかりたいと考えているならば、
まわりの人の重要性を意識すること。
*チームワークでの行動するほうが、個人の成果や結果も残せる
*スキルアップには、自分に協力してくれる人を見つけることが重要