お知らせ|2021年05月11日
仕事のちょっとしたミスはどうして起こってしまうのか?
仕事のちょっとしたミスをよくしてしまう人と、まったくしない人の差って何だろうって思いませんか?
仕事でミスが多くなると、職場の人間関係が悪くなってきます。
そのため、職場での居心地が悪くなり、最悪の場合は退職に追い込まれていきます。
しかし、退職だけでは問題は解決しません。自己評価を下げた状態で退職しているため、次の仕事への一歩に時間がかかったり、適職探しを始めたりと仕事探しの迷路に入ってしまいます。
そんな事にならないための原因と対策を考えてみました。
1.ミスはどうして起こるのか?
私は、事務的な仕事が不得意です。
いつもちょっとしたミスを犯してしまうからです。
気を付けていてもやってしまいます。逆に、ミスをしないようにって思えば思うほど、ミスをしてしまいます。
では、どんな時にミスをしてしまうのでしょうか?
それは、仕事の意味がわかっていない時です。
今、目の前にある仕事がどういう意味を持っているのか、どんなことを意味しているなどが理解できていれば、どこを気を付けなければならないのかがわかります。
しかし、目の前の仕事がどういう意味を持っているのか?これを考えらえない場合は、ミスをしている事に気が付かない。
また、何処が間違ってしまっているのか?などのチェックしないといけない所がわかっていない場合です。
時間がない場合も多々ありますが、時間がなくてもチェックしないといけないところが理解出来ていれば、防げるはずです。
先日、ある会社でメールのアカウントとホームページを削除してしまった事例がありました。なぜ、そういうことが起こったのかは理解出来ませんでしたが、話を聴いていると納得しました。
欠員が出たまま補充できていない状態で、仕事をしていたため、1人辺りの付加がかかりすぎていました。そのため、時間内にやりきるためには、仕事の意味を考える時間もなく、只々作業として行っていたためです。
一つのやらないといけない作業として捉えてしまっていると、立ち止まって本当にこれでいいのかな?って考える時間も余裕もないため指示通りに確認も取らないで行ってしまっていました。
仕事量が多くなると、今まで「この仕事の意味は?」って考えていたことを考えられなくなります。また、量だけでなく、元々その仕事の意味を理解出来ていない場合もミスは起こります。
ベテランになるとミスが減ってくるのは、仕事に慣れてくると、感覚的に数値がおかしいとか、ここは確認するところなどのポイントが理解出来ているため、事前にその場所のチェックをすることでミスをしなくなります。
このように、その仕事の意味って実は、重要な要因です。
では、どうすれば防げるのでしょうか?
2.ミスを起こさないための対策
原因として「仕事の意味」が理解できていないためにミスが起こるということになれば、対策は、「仕事の意味を理解する」という事になります。
仕事の意味を理解すると言われても、その仕事に精通していない場合は、どんな意味があるのかということをイメージ出来ません。そのため、理解するって言われても…
そのためには、やはりその仕事に精通している人からのアドバイスやフィードバックが必要です。しかし、なかなかアドバイスやフィードバックを貰える時間も少ないのではないでしょうか?
一つの案としては、「仕事は50%の完成度で確認をとる」ということです。
とかく、その仕事が完了してから報告が多いと思いますが、報告だけでなく相談や確認をすることを前提に仕事はしていくものだと考えれば、途中で確認や相談をすることで大きなミスを防ぐことが出来ます。
以前お伝えした報連相から今の時代は、「かくれんぼう」です。
確認と相談が仕事のミスを減らしていく効率的な方法です。
3.ミスを起こさせないための対策
仕事でミスをするのは、本人だけの責任ではありません。
ミスが起こる状況がそこにあったということにもなります。
ということは、仕事は1人では出来ないため、上司や先輩など職場全体の連帯責任だとも言えます。
ミスをしてしまった人を注意することばかりを行っている職場を見かけることがありますが、ミスをしない人を採用するということは大変です。
そのミスをしない人を採用する労力を考えれば、ミスをしない職場作りが必要です。
仕事のミス(失敗)の80%は、他人との意思疎通が上手く行かなかったことが原因で起こっていると言われています。
それを考えると、職場内の意思疎通を上手く行っていくことが重要になってきます。
ミスをしそうな場合などは、事前に対策を取っておけばミスは防げるということになります。
ミスをすることが悪いという意識から、ミスをなくすためにはどんな工夫が必要かを考えことにシフトしていけば、退職者を出すこともなくなり、職場の人間関係も円滑になっていくのではないでしょうか?
一度お試しください。